普通救命講習
第1営業部長兼消防団員のシュウトウです。
消防団員です。じつは。
階級は「団員(=ペーペー)」です。やっぱり。
「消防団」と聞いてもあまりピンと来ないかもしれませんが、消防組織法で常備消防(消防署)と同列の位置づけがされている公的な消防組織です。
消防署が常時業務にあたる地方公務員(市区町村)で構成されているのに対し、消防団は基本的に本来の職業(サラリーマン、自営業等)を持っている人が非常勤特別職の地方公務員として採用され活動しています。
日々専門的な訓練を積んでいる消防署の消防隊員の力は大きいですが、常備消防がカバーできるエリアは概ね都市部に限られてしまううえ、大規模災害への対応では人数が不足してしまうことから、消防署との連携・協力や後方支援という役割においても消防団と消防団員の存在意義は大きいのです。
シュウトウも消防団員として、所属する分団で日頃火災予防啓発活動等に参加しているほか、年1回の訓練大会にあわせて小隊規律訓練やポンプ操法訓練なども行っています。
ときには火災や遭難者の捜索といった緊急出動もあり、また消防や救急に関する専門的な技術・知識を習得するための研修もありますので、それなりにやる気と時間がないと継続は難しいかもしれません。
本業がサラリーマンともなると会社の理解と同僚の協力は不可欠ですから、個人的に両立させてもらえる環境があるのはありがたいことだと思っています。
さて、そんな消防団員研修の一環として、先日普通救命講習を受講してきました。
胸骨圧迫(いわゆる「心臓マッサージ」)と人工呼吸に関する研修です。
救急救命に関しては世界的規模で情報収集がされており、アメリカでまとめられて、5年ごとに最新の研究に基づいた救急救命法のガイドラインが更新されているのだそうです。
過去の情報に基づく救命処置が間違いというわけではなく、一定の効果はあるそうですが、よりその精度を高めるために見直しをかけているということでした。
最新の知識と技術の習得は大変重要ですし、消防団員としての自信にもつながります。
休日返上の研修でしたが、参加できて良かったです。
救命士や指導員の丁寧なご指導を受け、無事講習を修了しました。
使うことがないのが一番ですが、いざというとき役に立つ技術です。
みなさんも機会があればぜひ受講してみてください!