「本気」と書いて「マジ」と読む
「周東」と書いて「シュウトウ」と読む。
こんにちは、シュウトウこと周東です。
以前このコラムで「おやじバンドやってるよ~」というくだらない話を書いたのですが、読んで頂いた奇特な方数名から「あの写真に写ってるギターは何?」というようなお問い合わせを頂戴しまして、読んで頂いていたことも、興味を持って頂いたこともそれはそれは大変ありがたいことで、もしかしたら「聞きたいけど恥ずかしくて言えない!」という隠れたファンもいるかもしれないので、ちょっと調子に乗ってマニアックな機材の話でもしようかなと思います。
>>> 「バンドマン」
コラムに載せたのはこの2本でした。
左がギブソンの2000年代のレスポール・スタンダードで、ビグスビーのトレモロを後付けしています。
前後のPUはダンカンのPhatCatに換装。
見えるところではペグやらノブなんかも換えてますし、ワイヤーとかキャパシタもいじってます。
当時のメイン機でした。
右は2017年製のフェンダー・メキシコのシンライン。
外観とかPUはオリジナルですが、中身はまったくの別物。
バンドではカッティングメインかな、というつもりで購入しましたが、結局あまり使わなかったです。
このほかに、フェンダー・ジャパンのQシリアルのテリーもありました。
アッシュボディ&メイプル指板、フロント・ハムのタイプで、これは全く使用機会なし。
じつはこれらの機材、現在はありません。
全部売っちゃいました。苦笑
なぜか?
バンドが解散してしまったのか?
それとも、飽きっぽいからか?
いえ、違うのです。
むしろ本気を出したのです。
そう「マジ」になったのです。
3本を処分し、さらに負い金までして、とっておきの一本に換えたのです。
それがこれ。
1974年製のギブソン・レスポール・デラックス、通称「パンケーキ」です。
ほぼオリジナルで、ネックやフレットも問題のないプレイヤーズコンディション。
塗装に一部剥げがあったため、ヴィンテージとしては格安で手に入れることができました。
重量も4.14kgとこの時代にものとしては比較的軽量(おじさんにはこれが結構重要!)。
もともとレスポール派なのですが、バンドのサウンド的に通常のハムバッカ―は微妙な気がしていたため、歯切れの良いミニハム搭載のデラックスはベストチョイスでした。
さて、たいして弾けもしないのにヴィンテージに手を出してしまうあたり、我ながらどうかと思いますが、それで演奏がしょうもなかったら恥ずかしいので、それを承知のいわゆる覚悟ってやつです。
もちろんギターは本職ではありませんが、気持ちがピリッとしますから。
ちなみに、いまこの時代のギブソンを買っておくのは投資としても期待できます。
20年後が楽しみにですよ。笑