<Road Bike ②> 「坂は楽しい!」の巻
シュウトウデス。
ロードバイクヌマニ、カンゼンニ、ハマリマシタ。
クビマデ、ドップリト、ツカッテマス。
ダレカ、タスケテ。
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ということで、ロードバイクでの登坂(=ヒルクライム)の楽しさを知ってしまったシュウトウです。
マンガ『弱虫べダル』を読んだことのある方ならご存じのことと思いますが、ロードレースの選手はフィジカル特性上、「スプリンタータイプ」か「クライマータイプ」かのいずれかに分かれます。
<スプリンター>
通常がっしりした体躯を持ち、平坦路において爆発的な瞬発力と脚力を発揮するタイプ。
ここ一番のスパートでゴールラインやステージレースのスプリント賞を目指す。
<クライマー>
細身で軽量な体格を活かし、重力に逆らって進む上り坂を得意とするタイプ。
ステージレースでの山岳賞や、山頂に設定されたゴールを目指す。
基本的にはこのいずれかになりますが、両方の資質を高いレベルで併せ持つ「オールラウンダー」というタイプもいます。
「ツール・ド・フランス」などのグランツールと言われる世界のトップチームが集う大会で優勝する選手はオールラウンダーが多いです。
もちろん自分は選手ではないし、選手になろうともしていませんが、過去のスポーツ経験を踏まえると、資質的にはスプリンタータイプじゃないかと思います。
なにせ重いし(笑)
ただ、それとは別に”好き・嫌い”があります。
平坦が特別嫌いということはありませんが、ヒルクライムには何とも言えない魅力があります。
普段から気が付けばアップダウンのあるルートを選択している感じ。
あえて言いましょう、好みに体形は関係ない!(笑)
とはいえ、始めた当初は上りはとにかくつらくて嫌でした。
平地なら風を切ってスルスル走れているのに、わずか2~3%程度の上りでも途端に速度が落ちて、急にペダルが重くなる。
爽快感はなくなるし、心肺もきつい。
斜度が10%ともなれば、もはや拷問で、一番軽いギアで100mも続かない有様でした。
いまでも、つらいのはつらいです。
「ヒーヒー、ゼーゼー」言いながら、なんとかペダルを回しているのは変わりません。
でもですね、なんというか独特の楽しさがあるんですよね。
乗っている方には分かると思うんですが、苦しさを噛みしめるなかで自分の呼吸音や心拍にある種のリズムを見出して、それに委ねながら少しずつつらさに慣れていく、あの感じ。
苦しい思いをしながらも山頂が近づいてきたときの喜びや、何といっても上り切ったときの達成感はやっぱりヒルクライムならではです。
もちろん偉そうなことが言えるほどの山岳コースをまだ経験していないので、レベルは推して知るべしなんですが、苦しさのなかにある楽しさを知ってしまったことは確かです。
先日も、札幌から恵庭岳を上って支笏湖まで行ってきました。
移動距離37㎞、登坂高度791mを約2時間かけて走りました。
ゆっくり、あせらず、自分のペースでコツコツ。
途中平坦路や下りもあるので、思ったより楽に走れました。
ピークは支笏湖手前にあるため、最後の湖を見ながらのダウンヒルも気持ち良かったです。
湖畔で小休憩しましたが、車やオートバイに混ざって自転車というのはちょっとした優越感です(笑)
帰りは支笏湖畔を周って千歳経由で札幌に戻る、全長約100㎞のルート。
途中雨に降られるというアクシデントもありましたが、それもひっくるめて楽しいライドでした。
別に今後本格的にレースを目指すとか、あらゆる激坂を攻略するとか、そんなつもりは毛頭ありません。
でも、山岳ルートをあまり苦にせず長距離を走れるようになりたいとは思うので、そのために体重を落とし、持久力をつけ、技術も少々学んでいければと考えています。
毎晩Youtubeでロードバイク関連動画を見まくって、暇さえあればAmazonでパーツやアパレルを物色して妄想を膨らまし、夜な夜な反射ベストを着てこっそり家を出ていくワタクシ。
家族に完璧に呆れられている、シュウトウでした。