しらべて、くらべて
こんにちは。
第1営業部の長田です。
不動産の情報を扱う我々にとって、対象物件に関する交通情報、とりわけ最寄り駅に関する情報は取引上非常に重要なポイントであることは言うまでもありません。
ところで、ウェルトの最寄り駅ってどこでしょう。
「西11丁目」駅??
(札幌市営地下鉄・東西線)
JRよりも地下鉄の方が重視される札幌の人なら、おそらくだいたいの人はこちらの方が先に頭に浮かぶはず。
でも、違うんです。
地下鉄の最寄りは確かにそうなんですが、真の最寄りはこちら。
「中央区役所前」駅(札幌市電・電停)
ウェルトは、いわゆる市電通り沿いに面しているわけです。
ちなみに長田は、高校時代を過ごした熊本でも、市電通りに面した寮で生活していたため、毎日のように市電の警笛音を耳にしていました。
今でも札幌も熊本も古くからの車両の警笛の音は非常によく似ていて、特有のあの響きを聞くと未だに何とも言えないノスタルジックな気分になります。
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さて、本題。
警笛の音はよく似ていた気がするけど、熊本と札幌の市電はどういうところに違いがあるのかな。
ふと疑問に思ったので、簡単なところからいざ調査。
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【札幌市電】
運賃:大人200円(全区間均一)
愛称のある車両:ポラリス(低床車両)、シリウス(新型低床車両)
特徴:路線がループ化している / ササラ電車がある ※竹製のブラシ(ササラ)を連ねた箒(ブルーム)を走行しながら回転させ、軌道敷の雪を吹き飛ばすことのできる除雪用の車両
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【熊本市電】
運賃:大人170円(全区間均一)
愛称のある車両:しらかわ、火の国、サンアントニオ号、桂林号、ハイデルベルク号、COCORO
特徴:路線はループ化していない / 熊本市は地下水が豊富で地下鉄が作れないため、バスと併せて市電が市民公共交通の重要な地位を占めている
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愛称のつけられ方の違いが面白いと感じたので紹介してみました。
札幌は、どちらも星の名前。
熊本は、熊本を象徴する川や地域そのものを表す言葉、友好都市の名前など。
なお、ご想像がつくかと思いますが、車両などの細かい話は大変に奥深く、ざっと調べてみただけでも、私が足を踏み入れたら溺れてしまうような深い沼が広がっています(笑)
ちなみに、夏場の北海道マラソンでは、コースの一部に札幌市電の線路が敷設されているところを通過するところがあり、大会の当日は、ランナーが足を引っかけて転ばないような対策が施されます。マラソンマンからの余談でした。
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真冬に向かって一直線のシーズン。
コロナ禍も憂鬱な雰囲気もササラがまとめて吹き飛ばしてくれたらどんなに良いかと思います。
いま札幌での、GO to トラベルは難しいですが、
しらべる
ならべる
くらべる
だったら、ありでしょう。
てことで今回のコラムでした。
ひそかな夢ですが、落ち着いたら1度ゆっくりぐるりと札幌市電周遊の旅も楽しみたいですね。
それでは~。