<よい言葉⑦> Honesty

   

こんにちは。
第1営業部のシュウトウです。

シリーズで書いてきました<よい言葉>。
今回が一応の最終回となります。

有終の美を飾るのは、ビリー・ジョエルの名曲『Honesty(オネスティ)』の詞。
まずは全文をご覧ください。

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If you search for tenderness
It isn't hard to find
You can have the love you need to live
But if you look for truthfulness
You might just as well be blind
It always seems to be so hard to give


Honesty is such a lonely word
Everyone is so untrue
Honesty is hardly ever heard
And mostly what I need from you

I can always find someone
To say they sympathize
If I wear my heart out on my sleeve
But I don't want some pretty face
To tell me pretty lies
All I want is someone to believe

(※ Repeat)

I can find a lover
I can find a friend
I can have security
Until the bitter end
Anyone can comfort me
With promises again
I know, I know

When I'm deep inside of me
Don't be too concerned
I won't ask for nothin' while I'm gone
But when I want sincerity
Tell me where else can I turn
Cause you're the one that I depend upon

(※ Repeat)

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この曲の伝えたいことを端的に表しているのが1番の歌詞だと思います。
つたない和訳をつけてみます。

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If you search for tenderness
あなたが「やさしさ」を探しているなら

It isn't hard to find
見つけるのは難しくない

You can have the love you need to live
生きていくために必要な「愛」だって手に入れられる

But if you look for truthfulness
でもあなたが「誠実さ」を求めるなら

You might just as well be blind
暗闇で手探りするようなもの

It always seems to be so hard to give
それを与えることはいつだってとても難しいから

Honesty is such a lonely word
「誠実」とはなんて虚しい言葉だろう

Everyone is so untrue
誰もがあまりに嘘つきだから

Honesty is hardly ever heard
ほとんど耳にすることはないけれど、

And mostly what I need from you
あなたには「誠実」であって欲しい

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「Honesty」という言葉は、「正直」「誠意」「誠」を意味するようです。
私は、それらをひっくるめて「誠実であること」と理解しています。

ビリー・ジョエルは、この歌のなかで、人に「やさしさ」や「愛」を求めることはできても「誠実さ」はあまりに難しいと語ります。
「lonely word = さみしい言葉」であるとまで言っていますが、私も同感です。

実際に人が社会で生きていくなかで、常に「正直」に、常に「誠」を尽くすことは並大抵のことではありません。
ウソをつくつもりはなくとも、悪意はなくとも、人は意識せずに不誠実な言動をとっているものです。
「社交辞令」といういのは、それを端的に物語っていると思います。
よくよく考えれば、社会的にある程度許容されたウソでしかない。
良心は痛まなくても、「誠実」な言動とはとても言えません。

私は、高校生の頃にこの曲に出会い、「誠実」という言葉を意識するようになりました。
そしてその意味をかみしめ、かみしめ、現在に至ります。
やっぱりBillyの言うとおり、というのが25年を経ての実感。
なかなか真に「誠実であること」は難しいです。
ただ、不誠実な言動を取ろうとする自分の戒めとして、常に心の真ん中に意識して生きていくことはできると思います。
いつでも「誠実」であれ、と自分に言い聞かせることは大事なことです。

私生活だけでなく、仕事でも同様です。
むしろ仕事だからこそ、人は無意識に不誠実な言動を取りがちです。
前掲の「社交辞令」しかり、さらに言えば「営業トーク」なんて実際は嘘の見本市みたいなもので、それを使いこなすことが良い仕事につながるとは、私は思いません。

ウェルトでは社是として「誠実」を掲げています。

一 大小にかかわらずウソはつかないこと。
一 常に誠意をもち、自分の言動に責任をもつこと。
一 「誠実であること」を常に意識し続けること。

そんな意味が込められています。

「誠実」。
ウェルトとしても、周東個人としても、とても大事な言葉です。

 - 1F 第1営業部