古文書をよむ
こにちは~。
シュウトウです。
まるでNHKの教養番組のようなタイトルですが、古文書を読めるようになりたいと、この春から一念発起して勉強しはじめました。
戦国武将が書いた書簡(手紙)や江戸時代の書物など、母国語のはずなのにまったく読めない。
清々しいほど読めない。
読める気がしない。
なぜなんでしょう?
日本語なのに。
多少難しい漢字は混ざってるかもしれませんが、ほとんどは現代と同じ文字のはず。
その気になれば読めるはず。
いや、読めねばならん。
という次第でとりあえず初心者向けのテキストを買ったわけですが、そのつもりで眺めてみるとなんとなく分かる箇所もある。
でも大半は原型をとどめないくずし字のせいで元の文字が分からないうえ、文字順が前後する古文ならではの難しさも相まって、頭から湯気が出ます。
それで最終的にはゲシュタルト崩壊を起こして「自分、漢字読めたっけ?」ってなります。
特にくずし字。
なんせ意地悪すぎる。
これを読めている人への尊敬が止まらない。
具体的な例を上げましょう。
「候(そうろう)」という漢字。
古文書での頻出度は☆☆☆☆☆(星5つ)です。
これが、こんな感じ(↓)になって、
さらにこんな感じ(↓)になりましたとさ。
いや、最後ただの点ですけど。
た・だ・の・て・ん。
ここで問題。
これは何と読むでしょうか?
…
……
………
…………
……………
正解は、
「申上候(申し上げ候)」。
お手上げです。
もはや漢字を読むのではなく、新たな言語に挑む境地。
これならまだ英語の筆記体の方が読めるかも。
しかし、私はあきらめない。
日本人としての矜持を忘れない。
いつの日かこのミミズの群れを読みこなし、「なんでも鑑定団」に誰かが出品した掛け軸の内容を読めるところを家族にひけらかしたい。
頑張れ自分。その日まで。
ということで、今日はこの辺で。
恐惶謹言
四月六日 真幸(花押)
閲覧者殿 人々御中