さようなら、240

      2022/11/25

かけまくも、かしこき、シュウトウです。
うそです。すみません。

10月1日、当社は新年度・第8期に入りました。
恒例の北海道神宮への参拝で、ご祈祷も頂き、社員一同気持ちを新たに新年度へ歩みだしたところです。

なお前期は、おかげさまでコロナ禍の影響もあまり受けずに終えることができました。
社交辞令ではなく、当に当社に関わる皆様のおかげであり、また社員全員が一年大過なく過ごせた健康の賜物であると思っています。

第8期もたゆまぬ研鑽と誠実な仕事を通じて、皆様からの信頼を裏切らぬよう一歩ずつ歩んでいきますので、引き続きのご厚誼をよろしくお願い致します。

さて、そんな当社的にはゆく年くる年な9月・10月ですが、北の大地は最高気温20度を下回るようになり、これから雪の季節に向けてまっしぐらといった時期でもあります。
昨冬は、災害級の大雪と札幌市の除排雪予算削減という大失策が重なった結果、車での移動が本当に大変でした。

これまでコラムでもときどき取り上げていましたが、シュウトウの業務車両はずっとボルボの240。
1993年製なので、製造から29年目という旧車です。
走行性能や装備をみたら最近の軽自動車以下ですが、それでも頑丈さだけは折り紙付きで、自分には一番しっくりくる相棒でした。

>>> 「<七つ道具・番外編の壱> 営業車

しかし、240はFR車(フロントエンジン+後輪駆動)。
荷重のかからない後輪のみで雪道を走るのはなかなか大変です。
もちろんスタッドレスタイヤですが、路面状況次第でお尻を振りますし、極端な上り坂は上がれません。
それでも、240は比較的バランスが良く、これまではなんとかだましだまし乗ってきました。

ですが、昨冬は悪夢でした。
路面状況が悪すぎました。
幹線道路でも除雪が追いついていないこともしばしばでしたし、生活道路は常に20cmレベルのわだちができていました。
そういう路面では、FR車はわだちを乗り越えて車線変更したり、交差点を曲がったりできないために入っていくことができません。
夜、自宅に戻れないことも何度かありました。
こうなると、さすがにFR車の限界を感じます。
仕事上の差支えも出てきます。

それに加え今年6月、もらい事故に遭いました。
こちらは停車中の接触事故で、相手方に過失10割の事故でした。
さすが頑丈さが売りの240、シュウトウも同乗していた菅原もなんともありませんでしたが、運転席側のドアが少し凹んだのと、ドアモールが曲がってしまいました。
凹みは板金で直せるものの、ドアモールの交換品がないという旧車あるあるな事態が発生しました。
次の冬を心配していた矢先の事故で、しかも部品調達ができなかったことで、いよいよ240とはお別れのときだと告げられたような気がしました。

そして、9月。
ついに240を降りることになりました。
乗り始め時に62,242kmだったODOメーターは、141,320kmを刻んでいました。
79,000kmを走ったことになります。

社用車として頑張ってくれたこの1台の前に、個人的に2台同じ車種を乗り継いできましたので、240には3台通算で12~13年くらいは乗ってきたことになります。
素晴らしい車で大好きでしたが、実用性という点では限界で、この先乗る機会はもうなさそうです。
長い間、自分や家族の安全と生活を守ってくれた、真の相棒でした。
本当に感謝。感謝しかない。

最後の日に運転席から撮った写真。
この見慣れた内装ともお別れだと思うと寂しい…。

ですが、諸行無常。
これから240に代わってウェルトの仕事を支えてくれる、新たな相棒をお迎えしました。

マツダ・デミオさんです。
もちろん4WD。
コンパクトですが必要十分な性能で、ディーゼルなので経済的でもあります。
営業員一同、これからはこの真っ赤な車(苦笑)で皆さんのもとへお伺いしますので、今後ともよろしくお願いします!

事業年度の変わり目とともに、個人的にはとても大きな変化でした。
車での外出が多い仕事なので、大袈裟でなく「著しい環境の変化」といえます。
その変化を楽しみつつ、フレッシュな気持ちで今年度もしっかり頑張ります!

 - 1F 第1営業部